大勢の人間がいる場所に行くのは、まだ少し気がひける。
 けれど、自分を慕う声があることは、十分励みになると知った。
「おはようございます、海羽様っ」
 可愛い女の子の、可愛い挨拶に。
「おはよう」
 綺麗な笑顔で愛想よく返せば、きゃあなんて悲鳴を上げて喜ばれる。
 …不思議な世界だが、これはこれで楽しい。




Episode.02 『connected to you』




 一学期の最初は、教師側がランダムで選んだ組で、曲作りをするらしい。
 張り出されたその組み合わせ表を見て、海羽は小さく舌打ちした。
 せっかくだから、女の子と組みたかったのに。
 海羽と組む相手の名は、男子生徒だった。
 レコーディングテスト、と銘打たれている。歌う側・作る側ともに第一手となるものだ。どんなふうに歌うのか、どんな曲を作るのか。この“サンプル”を足掛かりに、学園での最終戦・デビューがかかった“卒業オーディション”のためのパートナーを探すことになる。ちなみに、その相手はクラスを越えて選んでも構わないとのことなので、実力差のあるAとSではあるものの、相性というものもある程度考慮することが可能だ。
「…ハルちゃんは、作曲って言ってたもんな。…トモちゃんでもいいかも」
 呟いて、ふふ、と笑う。
 そんな海羽に、
「おい海羽。お前、楽譜読めるようになったか?」
 教壇から、龍也が言う。
 クラスがどよめいた。この音楽専攻学校に来て、譜面が読めないなどと言うことがあるのか、と。
 海羽は、
「楽譜? いらないでしょ」
 サラッと答える。楽しい空想を邪魔されて、少し不機嫌のようだ。
 また、クラスがどよめいた。
 龍也は溜息をつき、
「まぁ、そうだろうと思った。『海羽の音楽は、紙の上じゃ一音たりとも鳴りはしない』…社長がよく言う言葉だしな。だが、できた方がいいぞ? せっかくだから、在校中にさわりだけでも勉強しとけよ」
「そういうもん? なに、なんか弾くの?」
「…お前、俺の話聞いてなかっただろ」
 もう、誰が聞いても“教師と生徒の会話”ではない。教壇の上と生徒席で繰り広げられるのは、友達のやりとりだ。
「去年の優勝曲を、みんなに聞かせたいんだ。でも、音源そのままじゃつまんねーから、お前に弾かせようと思ったんだよ」
 言いながら、龍也は海羽を手招きで呼んだ。
 呼ばれたから、彼女は席を離れて彼のところへ行く。こういうところは案外素直なんだな、と、クラスの誰かが呟いた。
「ほい、これ」
 かぽ、と。海羽の頭にヘッドフォンを被せて、
「読めなくても、楽譜」
 楽譜を渡す。
 ヘッドフォンからは、その優勝曲が流れている。
 海羽は、目を閉じてそれを聞いた。待つこと、一分程度。
「…うん。かっこいい曲だね。ワンコーラス分でいい?」
「あぁ」
 頭からヘッドフォンを外して、龍也に渡す。そして海羽は、教室内を見回して、一人に目をつけると、
「ねぇ、キミ」
 その席の前に行った。
 一ノ瀬トキヤの前だった。
「…なんです」
 冷めきった仏頂面。苛立ちさえ見えた。
「キミは譜面、読めるんだよね?」
 馬鹿にしているのか。そんな目で、トキヤは海羽を見上げる。
「もちろんです。読めないのは、あなたぐらいでは?」
 呆れ果てたような、溜息交じりの皮肉に。けれども海羽は気にする様子もなく、
「じゃあ、これ歌って」
 トキヤに楽譜を差し出した。
「…はぁ?」
「キミでしょう、ボクと組むのって。ついでに相性みるから、歌って」
 彼が受け取らないので、机の上に楽譜を置いて。海羽は、ピアノのところへ行ってしまった。
 唖然としているトキヤに、
「悪いな、一ノ瀬。無理ならいいぞ」
 龍也が言った。
 無理なら…ということは、それは“初見では歌えないだろう”という意味が含まれている。海羽の強引さを咎めるでもなく、あくまで選択はトキヤの“自信”に委ねたのだ。
 けれど、当の海羽は一回さらりと聞いただけで演奏をするのだし、龍也もそれが不可能だとは微塵も思っていない。
 ここで引き下がるのは、トキヤのプライドが許さなかった。
「歌えます」
 立ち上がり、楽譜を持ってピアノの傍に行く。
 そこに行くまでに、楽譜に目を通した。歌詞も載っている。だが、記憶できるかと言えばそうでもない。見ながら歌うことは可能だが、
「イントロ短縮で合図送る。拾って」
 傍に着いたトキヤに、海羽は言った。
「…傲慢ですね」
 返さずにおれなくて、トキヤも低く言う。 
 しかし、何故か。
「いい曲だよ」
 鍵盤に指を乗せた海羽は、ふとトキヤを見上げて、にこ、と笑ったのだ。
 傲慢、を認めるのか。それとも、訊かなかったことにしてただ曲を褒めているのか。
 彼女の笑顔の真意がわからないまま、けれども演奏は始まる。
 そして、確かに前奏は短縮で入った。それなのに、イントロからの曲の持つ良さは生きている。
 程よい疾走感のある曲だった。
 海羽の合図は、目配せでも指先でもなかった。
 彼女が奏でた旋律の中、描かれた“世界”の中にあったのだ。
 拾って、とはよく言ったものだ。海羽の描く景色がトキヤに見えていなかったら、どこが歌いだしかなどわからない。
 けれど、トキヤは見事にそれを拾い、歌い始めた。
 初見の楽譜。目で追いながら披露されるのは、抜群の歌唱力。
 指定された部分までの演奏を終え、ラストはアドリブで綺麗にまとめた海羽は、
「…ありがとう」
 トキヤに、ぺこりと頭を下げた。これも意外な行動だった。
 譜面を持つ手がわずかに震えている彼は、どう返したものかと困惑した。ありがとう、と言いたいのは自分のほうだ。
 初見で、あんなに心地よく歌えるなど、思いもしなかった。
 海羽の伴奏は、牽引するのかと思いきや、すっとなじむようにトキヤに歌わせた。音が、旋律が。するすると頭に浮かび、歌声となって発される。しかも、今までの誰の伴奏よりも、
「歌いやすかっただろ」
 龍也の言葉に、ためらいなく頷いた。
「だから、“魔法使い”なんだよ。海羽は」
 ご苦労さん、と労って。龍也は海羽とトキヤを席に戻した。
 自分の席に着いた海羽は、どこか浮かない顔をして。自分の指先を見つめている。
 いい演奏だったのに。何か気に入らなかったのだろうか。



 課題曲は、歌い手と作曲家が二人一組でチームを組み、作曲・作詩をして仕上げるもの。
 いきなり、という声もあったが、一年でデビュー可能なところまでいかなければならないこの学校なら、そのぐらいは求められて当然だった。
 放課後。クラスメイト達は、それぞれ指定された組で集まり、さっそく課題曲の話を始めている。
 けれど、海羽はトキヤの顔も見ず、帰り支度をするとさっさと教室を出て行ってしまった。
 コネがある奴は余裕    そんな良くない囁きが、トキヤの耳にも届いた。海羽だけを指しているわけじゃない。トキヤもまた“コネがある奴”と思われているのだ。現役アイドルの兄弟がいる、という点で。
 この組み合わせには、そもそも含みを感じていた。何故あえてこの二人を組ませたのか。
 教師曰く、あみだくじの結果だそうだが…
 トキヤは、周囲の雑音をすっと遮断すると、ほとんど衝動的に海羽を追いかけた。我儘で傲慢な“七光り”の彼女であっても、方針くらいはきちんと話をしておきたかった。
 廊下へ出て探した、長い黒髪の背中。見えたのは、昇降口とは違う方向。帰るのではないのか…階段を上っている。
「早乙女さん」
 呼びかけてみたが、海羽は足を止めずに。
 無視された、というむかつきもあったが、とりあえず追うことは止めなかった。
 トキヤも階段を上がる。


 今しがた閉じたドアを開けて、ひらけたそこは空に近い場所。
 海羽は、フェンスに背もたれて。出入り口から出てきたトキヤとは、向かい合う形になっていた。
 現れた彼を見て、彼女は少し驚いたような顔をした。そして、小さく吐息すると、
「もしかして、ボクを呼んだのか、さっきの」
 自分が呼ばれていると思わなかったらしい。
 トキヤは、何を言ってるのかと渋い顔をし、
「早乙女、でしょう。学園長を除けば、その苗字は学園内ではあなただけなのでは?」
「うん。なんか、苗字で呼ばれることがあまりないものだから。馴染まなくて」
 無視してごめん、と。海羽は言って、苦笑のような笑みを浮かべた。
「それで、用?」
「って。課題曲のことを話し合おうと思ったのですが」
「あぁ…そうか」
 無気力に返される。そうだね、と溜息のように呟く彼女は、どこか疲れて見えた。
 トキヤは、少し慎重に海羽に近づく。彼女の隣で、同じようにフェンスに背もたれた。
「…何か、見ていたのですか?」
 用もないのに屋上なんて。そう付け加えた、言い方は冷たかったかもしれない。
「え? 空」
 ぼそ、と答えて。海羽は、肩幅半分ぐらいの距離、トキヤから離れた。
 嫌悪、とまではいかないものの。それほど近くもないはずなのにさらに距離を取るのかと、トキヤは少しムッとした。
「…ですか」
 確かに、空ぐらいしか見えない。今日は快晴だから、すがすがしい青が広がっている。
「課題曲、か」
 ぽつ、と。海羽が呟く。
「キミは、レンジ広そうだから。きっと、どんな曲でも歌えてしまえるのだろうね」
「得手不得手はあると思いますが」
「うん…そうだけど」
 海羽は黙りがちで。トキヤもあまり、会話が得意な方でもなく。
 どうしたものか。
 そんなじれったさが、トキヤの中で渦巻き始めた頃、
「…お兄さんとは、違う感じがいい?」
 海羽が問いかけてきた。
「兄…HAYATOですか」
 入学の日、海羽が教室に来るまでは、噂の的はトキヤだった。現役アイドルHAYATOと瓜二つである彼は、本人なのではと騒がれていた。それを、兄弟だ、と言ってなんとか静めたのだ。
 確かに、顔はほとんど同じだが、キャラクターがまるで違う。
「デビューした頃のイメージは、キミと近かったかなって思ったけど。キャラはああだから、かっこいいと言うか可愛い感じと言うか、歌唱が崩れてもそれが味になるような、典型的なアイドルポップが今の彼だよね。でも、ボクは、…今日一緒にやってみて思ったけれど、HAYATOのレベルの1.5倍ぐらいがキミのデフォルトラインだと思った」
 海羽の分析に、トキヤは目を瞠る。
「…あんな、ワンコーラスで」
「十分だよ。キミは、ボクの描くものが…同じか、近いもので見えるみたいだから。合図もちゃんと拾ってくれたし、その後も、…キミに合わせて弾くのは、とても楽しかった。久しぶりだったよ」
 また、海羽は。自分の両手を見つめた。
「ほんと、いつぶりだったんだろ。音楽が“楽しい”なんて。もう、そんなことないって、思ってたのに」
「…え…」
「やってみようかなって思えた。ほんとは、男に曲作るのなんか吐きそうなぐらい嫌だけど」
 むぅ、と。不機嫌な顔を、トキヤに見せて。それから、ふふ、と笑って。
「今更学校に行くのも嫌だった。おじ貴が受けろって言うから受けただけだし、作曲家になるとかアイドルとか、ぜんっぜん興味ない。夢だって見れない。生きていたくないと何度も思って、でもその選択は許されなかった。ボクを守ってくれてるのは、シャイニング早乙女っていう怪物」
 “怪物”という表現は、的を射ていると思う。本人もたいがい人外だが、この業界において、彼の持っている権力・影響力は随一だ。
「音楽を続けるようにとボクに言ったのは、おじ貴だから。ほんとはもう、ボクには、“奏でる”理由なんてない。おじ貴が何考えてるのかは、わからないけど。デビューさせたいなら、勝手にしたらいいと思ってる。ただ、ボクは人前で歌ったりはしたくないから、…ほら、今ってネット配信とかあるでしょう? あんなのでいいじゃないって」
 それなのに。
「おじ貴は、ここで暮らすことがボクのためだと言った。まだ、そうは思えない。でも、」
 でも。
 そう言って、海羽は。フェンスから背を離し、トキヤのほうを向いた。
 風に、彼女の長い黒髪が揺れる。
「キミと、“世界”を描くのは、とても楽しそうだと思う」
 まっすぐ、見据えてくる眼差し。挑むような、海羽の目。
 受け止めて、トキヤは、
「…私も、今日のあの一曲はとても心地よかった。探る必要もなく、あんなに馴染む音をくれる人など、そうはいない。不安な要素はありますが、とりあえずは『あなたでよかった』と言っておきましょうか」
 皮肉気な印象で笑んで、言った。
「不安、か」
「えぇ。譜面が読めない、と言うことは、書けもしないのでしょう?」
 海羽はうなずいた。それを悪いことだとは思っていないのだろう気後れするようすもない。
「少し前に、一度だけ勉強したけど。ボクの中で、五線の上のオタマジャクシは音にならなかった。だから、これはボクの求めるものには必要ないって思って、やめちゃったんだ。あ、一応、メロディを楽譜に直してくれるソフト持ってるから、なんとなく程度の楽譜は作れるけど」
「…普段は、どうしているのですか?」
「ふだん?」
 きょとん、として。海羽は、首をかしげた。そして、突然。トキヤの右手を、がしっと掴むと、
「え、なんです」
「ボクはね。ココと」
 トキヤの手を、自分の耳に導く。
「ココと」
 今度は、額に。
 そして、
「ココで、音楽をする」
 手は、海羽の胸へ。
「なっ、」
 ネクタイの結び目の、少し下。
 トキヤの頬が、少しだけ目に見えて赤くなる。ただ、男装の彼女は細工をしているのかどうなのか、女性特有のふくらみはそこにはほとんどないのだが。
「だから、楽譜はいらない。耳で聞き、頭でとらえ、心が感じたように奏でるだけだから。原始的だけど」
 やりにくかったらゴメン、と言って。海羽は、彼の手を離した。
「ピアノも、独学だからね」
「独学?! あれだけ弾けて?!」
「おじ貴は、“誰のくせもついてなくていい”って言ってた。誰かに教えてもらうと、どうしてもその人のやり方で染められるからって。指の運び方とかめちゃくちゃだから、専門家が見たら倒れちゃうかもね」
「そんな…それでもあれだけの演奏ができるのですか? しかも、あなたは一度聞いただけの楽曲を完璧に弾きこなしていましたよね」
「耳がいいっていうか、音に関してだけだけど記憶力がいいみたいなんだ。そんなもろもろあって、だから、おじ貴はボクを離さないんじゃないの」
 苦笑する。だが、その束縛を嫌がってはいないのだろう。おとなしく従う姿勢に、抵抗はないと思えた。
       天才。
 こういうのを、“申し子”と言うのだろう。
 トキヤは、自身の中に確かな苛立ちと嫉妬を感じた。
 海羽は、どこか寂しげに笑い、
「それでおじ貴に恩返しができるなら、いくらでも弾くし、誰にでも曲は作るよ」
「恩返し、ですか」
 従順な理由は、それなのだろうか。
「…まぁ、ちょっとあってね。うん、そのあたりは、必要ならまたの機会に」
 くる、と。体の向きを変える。今度は、フェンスに正面からもたれた。
 彼女が少し俯くと、髪が邪魔をして横顔すらうかがえない。
 海羽は、トキヤが思っていた人物像とは、実は違うのかもしれなかった。
 入学から二日。海羽から受けた印象は、“傲慢”で“我儘”。シャイニング早乙女という後ろ盾を持つ、それ由来の身勝手さがあると思っていた。
 誤解かもしれない、そう思えた。
「それで? お兄さんのより、難しい曲でも大丈夫なんでしょう?」
「もちろんです」
「先攻はどっち?」
「…というのは?」
「詞が先がいいのか、曲が先がいいのか。ボクはまだ、キミがどんな世界を持ってるのかわからないから。キミにイニシアチブあげてもいいよ」
「そうですか。…ですが、できれば曲を先にしていただければ」
「いいの?」
「実は、アルバイトをしているので。時間がうまく取れないと、だいぶ遅れてしまいかねない」
 海羽は顔を上げ、トキヤを見た。
「勤労学生なの? キミなら、奨学金だって」
「自分の夢ですから。苦労してでも」
「………」
 驚きと、感心と。そんな顔で、海羽はふぅんと頷いた。
「夢、か」
「アイドルになるのが、夢ですから」
「…そう、だよね。うん。わかった、曲を先にする。キミのほうが時間の都合をつけるのが大変そうだから、なるべく早く作る。…まず、何種類かやってみるから」
 そう言ってから。海羽の手が、トキヤの胸の前にかざすように出される。触れはしない。
「キミのココが何を抱え、何を表現したいとし、そしてどう昇華されたいのか。全部くみ取れるかは、正直わからない。でも、キミがキミとして、一番輝ける曲を用意するって約束する。課題曲、楽しみにしてて」


 すぐ取り掛かる、と言って。海羽は、自分のカバンを持って屋上から去っていく。
 トキヤは、それを見送って。
 足音が聞こえなくなって、それから。
「……子供のような人だな」
 それは、ここでのやり取りを思い出しての感想だった。
 二十一歳と言っていたが、もっとずっと幼く思えた。トキヤ自身よりも。
 普段は男として振る舞っているようだが、今見せていた仕草は、端々に女性らしさと言うか…可愛らしさを感じた。
 人付き合いは、うまくないかもしれない。距離を取りたがっているように思えた。そのあたりは、トキヤも自身に覚えのあることだから、似た人なんだろうと思えば問題はない。
 うまく歩み寄ることができれば、付き合いにくい、ということもなさそうに思えた。
 けれど、まだ。仮面の向こうが見えない。
 本当は、どんな人なんだろう。
 龍也は彼女を“魔法使い”と言った。そうかもしれない。音楽で幻を見せる、異世界の扉を開く魔法使い。
「楽しい、か」
 嬉しそうに言っていた。
 今日の演奏が楽しかったと。
 トキヤと曲を作るのが、楽しそうだと。
 いつぶりかわからない、もう二度とそんなことは感じないはずだった。
「…似ている?」
 自分と、彼女。
 自分も、久しく『音楽は楽しい』と思えていなかった。
 でも。
 海羽の音楽は本当に心地よく、それでいて、高揚感があった。
 曲を通して触れ合った、繋がった意識を、手放しがたいとさえ思った。
「早乙女、海羽」
 変えられるかもしれない。
 今、自分を取り巻いているこの“世界”を。

 ふたりなら。
 





←TITLE LIST/NEXT→


2013.05.11 初アップ
2013.11.11 第一改訂

 タイトルは、やほー翻訳あたりに変換してもらいました。「あなたと繋がる」というもの。
 繋がりたいのは、どちらなのでしょうね…と。
 アニメ設定を織り交ぜると決めて再構築したわけですが、ゲーム設定のままだったなら、
海羽はトキヤと一年間過ごすはずでした。
その頃の名残が多少ある感じで進めたつもりでしたが、
あんまり残ってなかったと言う…